東日本大震災ボランティア報告

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今回訪れた石巻市は広大で、宝塚市の約3倍程の面積でした。移動に車は必需品であり、またボランティア活動にはかかせない物でした。
私は北から南へと移動しながら、各避難場所の訪問をさせていただきました。現在では震災から4ヶ月が過ぎ、被災者の方々は気持ち的には落ち着いているようにも見えましたが、 「トイレの水が流れている所を見ると津波を思い出す」など、まだまだ心の底では落ち着いていない言葉を聞くことができ、更に余震も続く中で不安を取り除くまでには多くの時間を要すると感じました。 それほど事は甚大であると再認識しました。
今後、各避難場所も閉鎖を迎え、仮設住宅への移行も進んでいく中で、色々な問題も発生すると思います。ボランティア活動内容もそれに伴って変化していくに違いないでしょう。
また、ボランティアがボランティアのために活動することの重要性も学びました。とても必要なポジションであり、機会があればまた参加させていただきたいと思います。
遠く離れた関西から、今後の被災地を見守りつつ、自分にできる支援を続けていきたいと思います。

短期間ではありましたが、同じ釜の飯で生活したボランティアの方々とはその時だけの関わりであったのにも拘らず、あたかも以前からの知り合いであるかのような感触で、 大きな「絆」で結ばれていたように感じました。この経験は、これまでにない大きなものであり、今後の自分の成長の糧になるに違いないと思います。

派遣先の公民館内部の一部や入浴設備、そして避難場所移動時に撮影した石巻市内の沿岸部の状況も添付しているので参照下さい。

今回ボランティア活動に参加させていただいたこと関して関係団体・公社、そして同僚等に深く感謝の念を述べたいと思います。